茶がゆ弁当
2020年11月21日 土曜日3軒目:奈良市ならまちから南へ向かった先の南城戸町、 塔の茶屋 さんで 茶粥を頂いてきました。
茶がゆ弁当 です。
ならまちの中でも観光客の姿があまり見られないエリア。
小西さくら通りをひたすら南下、ならまち大通りも突っ切った先にそのお店はあります。
この日の注文は 茶がゆ弁当。
弁当といってもお弁当箱ではなく、松花堂弁当のように色んなおかずがあって、それを1つの寿司桶のような器に盛った形で提供されます。
この日は座敷に通されました。
茶粥はたいてい時間がかかるイメージですが、ここは専門店。リリースが早いです。
時代劇かお寺で出てきそうな台で頂きます。
塩気ほとんど無しのちゃんとした茶粥。
分量は見た目よりやや多く感じる程度。お茶碗に多めに入れた感じでしょうか。
濃くはないけどしっかりお茶の味、緑茶の風味がしっかり感じられます。
これぞ茶粥という一品。毎日の最初のごはんがこれだといいのにねと思ってしまいます。
そして気になる おかずたち。
やさしい味ながらしっかりとお出汁の味が出ているお吸い物。
ごま豆腐の上にのっているのは生姜と思いきや辛子です。ひと口目に「ん?わさび?」と勘違いしそうになる”和辛子”ですね。
桶に入った おかずは色とりどり。多種多様。いろんなのが入ってます。
刻んだ大根、白身の魚、赤たでの酢の物、
大根と人参刻んだものと、柿ペーストを和えたもの、こちらは甘い仕立て
かぼちゃとひじきの入ったやや甘 玉子焼き、
小さなおこわのおにぎり、
菜っ葉のおひたし、こんにゃく、高野豆腐、さんまのごままぶし、
里芋煮たもの、小さながんもどき、
途中で知らずに食べたデザート風味のミント葉のせた りんごのコンポート
他にも食べたことのないのが色々はいっていました。どれも美味しいです。
デザートはわらび餅。
きなこがたっぷりまぶされてますがお砂糖控えめです。
驚くべきはその食感。専門店で出てくるような やわらかとろとろわらび餅です。
ほのかな甘みは添え物で この食感こそがこのわらび餅のメインなんだと感じます。
メニューの1つとして独立してるだけあるなぁと思いました。
ちょっとお高いですが、デザート含めて美味しくいただけました。
ごちそうさまでした。
~~他メニュー、お店の様子~~
どっちかというと住宅街の一角。店まで近づくと突然 和の空間的立地です。
お店の外にもメニューが出してあって、お店の中で見るメニューとほぼ同じです。
中に入るとこんな感じ
~~お店の場所~~
公式ページ:店舗ご案内はこちら
電話番号を選択でアプリ起動するようなサイトですので、きっとモバイル対応している茶粥屋さんです。カッチョヨイですね。
今日のひみつ(食べた日のひみつ)
お店に入ると いきなり
「さっきご予約してくれた方ですか」と えらい早いな的表情で女将さん。
きっと人違いなので「予約はしてないです」 と伝えて奥の座敷へ。(私はお食事処の予約なんて出来ません~)
数分後、予約されたと思しき2人連れ登場。
私の前にも1組お客がいらっしゃいました。時刻は13時過ぎ。お客多いです。
”このお店は茶粥専門店でしかも結構お高いのに、このコロナ禍のご時世でも えらい繁盛してはりますな!”
と、自分がそのお高い茶粥目当てで来ているのを棚に上げて思いましたとさ。
まぁ、おいしいですもんね、ここ。